借金問題の知識と相続のお話。

なぜ多重債務者になってしまうのか?ブラックリストは消せる?時効はあるのか!

みなさんは、多重債務者という言葉を聞いたことはありますか?
聞きなれないかもしれませんが、実は誰にでも起こりうる問題なんです。

●「多重債務者」とは
多重債務者とは、例えば複数の消費者金融やカード会社から、借金(借り入れ)をした事で、
返済出来ない状況に陥っている人の事を言います。


●どうして「多重債務者」になってしまうのか?

多重債務者になってしまう原因は、例えば消費者金融Aに借金をしたものの返済ができず、
その借金を返済するために消費者金融Bに借り入れをして消費者金融Aに返済し、
次は消費者金融Bの借金を返済するために、消費者金融Cに借金をして...という感じで
借金と返済を繰り返す事で多重債務者になってしまったり。


また消費者金融業者の間で競争して、融資枠を広げたりとさらに借り入れしやすくする事により、
さらに借り入れしやすくするなど、さまざまな原因があります。

そもそも借金をした理由は、生活のためや交際費、ギャンブルが一番多いです。
借り入れをしてから返済ができなくなった理由には、「失業」が一番多く、「無計画な借り入れ」、
そして先ほどお話した「返済のために借金をする」という理由もあります。


さらに・・・
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・キャバクラやホストクラブでお気に入りの人に貢いでしまった
・買い物依存症のように買い物がやめられない
・住宅ローンが払えなくなった
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などなど。

ただ初めは軽い気持ちで借り入れしたり、友人の借金の連帯保証人になってしまったり、
会社をリストラされてしまったり・・・。

借金をした理由や多重債務者となってしまった理由は、それほど珍しいものではないんです。


多重債務者には、誰でもなりうる可能性のあるものばかりなんですね。

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●そもそも「ブラックリスト」とは何か

ブラックリストとはどんなものの事かと言うと、本来ブラックリストという言葉自体存在しないものです。

例えばクレジットカードやローンの支払いが滞っていたりした場合、
そういった個人の顧客情報全てが「信用情報機関」というところに登録されます。

この顧客情報の事を「ブラックリスト」または事故情報、ネガティブ情報、延滞情報などと呼ばれています。

ブラックリストにはどのような事が記載されるかと言うと・・・
●延滞
●代位弁済
●債務整理
●自己破産
●強制解約

などがあります。

「延滞」とは、ローンの返済期日までに返済されなかった場合にブラックリストに記載されてしまいます。
この延滞が、ブラックリストに記載されるものとしては一番多いそうです。

「代位弁済」とは、例えば住宅ローンなどの場合で、返済しなければならないお金を
長期に渡り返済していないときに、金融側が保証会社に代わりに一括返済をさせた場合に、
この代位弁済が発生します。

「債務整理・自己破産」は名前の通りですが、どういった内容かについては、こちらのページ
借金が返せない...どうしたらいい?「債務整理」任意整理・民事再生(個人再生)・自己破産のメリット&デメリット!で解説しています。
債務整理や自己破産を行った場合にも、もちろんブラックリストに記載されます。

「強制解約」とは、クレジットカード会社などが、返済の延滞などにより一方的に契約を解約する事です。
こちらも、ブラックリストにしっかりと記載されてしまいます。


●ブラックリストに事故情報が記載されるとどうなるのか?

そもそもこういった事故情報は、誰もが閲覧出来るわけではなく、
「信用情報機関」というところに記載され、この会員となっている金融機関のみ、
個人情報を知る事ができます。

ブラックリストに、上記のような延滞や代位弁済、債務整理、自己破産、
強制解約などの事故情報が記載されてしまうと、どういった事態になるのでしょうか。

債務整理についてはこちらのページ
借金が返せない...どうしたらいい?「債務整理」任意整理・民事再生(個人再生)・自己破産のメリット&デメリット!へ。


ブラックリストに事故情報が記載されると、クレジットカードが作れなくなったり、
キャッシング(無担保融資)や住宅ローンが組めなくなったり
してしまいます。

「最近新しいクレジットカードを作ろうと思ったら、審査に落ちてしまった・・・」など、
何度も審査が通らなかったりする場合は、ブラックリストに事故情報が載ってしまっている可能性があります。


最近では、スマートフォンなどの機種料金を一括ではなく分割払いにする人が多いですよね。

もし支払いが遅れてしまっても、「携帯電話の料金の支払いが遅れた」と
思っている人が多いかもしれませんが、実はそれは携帯電話の支払いが遅れたのではなく
"クレジットカード払いが延滞した"ことと同じ扱いなんです。

ですから、安易に機種料金を分割払いにしているかもしれませんが、注意が必要です。

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●ブラックリストの事故情報は消す事が出来ないのか?

ブラックリストの情報は、基本的に消す事は出来ません。
何か特別な裏技を使ったり、お金を払えば消す事が出来るものでもありません。


●ブラックリストにも、時効がある?

ブラックリストの情報は消すことは出来ませんが、事故情報は一生消えないわけではなく、
ある一定期間を経過すると事故情報は消える仕組みになっています。
つまり、延滞や自己破産などをしても、一生ローンが組めないわけではありません。

ではその一定期間とはどの程度の期間かと言うと、それは各信用情報機関で異なってきます。

先ほどからお話しているこの信用情報機関とは、「全国銀行個人信用情報センター」、
「日本信用情報機構」などがあります。

例えば、全国銀行個人信用情報センターの場合、延滞の場合は5年、代位弁済だと5年、
任意整理は5年、自己破産の場合は10年となっています。

次に、日本信用情報機構の場合、延滞は1年、任意整理は5年、自己破産は5年、強制解約は5年となっています。

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