多額の借金!「債務整理」について

借金にも時効が?「消滅時効」の期間と手続き

はじめに借りたお金は20万円だったのに、
気づいたら利息分だけでもかなりの金額に膨れ上がっていて、
ここ10年ずっと借金取りから逃げ回り、住所を変えて生活していた・・・など、
最初に借金をした日からかなり年月が過ぎている人も多いのではないでしょうか。

借金問題で悩む人のためにある法律には、弁護士や司法書士を利用して行う
債務整理がありますが、債務整理を考えている人に知っておいてほしいのが、
この「消滅時効」です。

時効という文字が入っている通り、借金にも時効が存在します。


●消滅時効とはどんなものか?

消滅時効とは、お金を貸した人(債権者)がお金を借りた人(債務者)に対して、
借金の返済請求を一定期間しなかった場合に、債権者は債務者に対して
借金の返済の請求が出来なくなるものです。


この一定期間とは、その借金の最後の借り入れまたは返済から、
5年から10年経過していることが必要だそうです。

gum11_ph03031-s.jpgのサムネイル画像


●時効は中断されている場合がある

借金は、確かに消滅時効というものがありますが、
実はこの消滅時効も"時効計算の期間がリセットされる"ことがあるんです。


最後の借金の借り入れまたは返済から、消滅時効の期間は開始されていますが、
いくつかの事由によってこの時効期間が中断されるだけではなく、
時効期間がリセットされます。


この事由とは、請求、差押え・仮差押え又は仮処分、承認の3つがあります。

これは民法147条にあるもので、この3つが消滅時効の中断の事由となりますので、
詳しくお話していきます。


「請求」については、民法によると具体的な方法は裁判上の請求、phm11_0120-s.jpg
支払督促の申立、和解及び調停の申立などがあるそうです。

次に「差押え・仮差押え又は仮処分」は、名前の通りわかりやすいですが
お金を貸している人(債権者)が、お金を借りている人(債務者)の財産を、
差し押えや仮差し押え・仮処分を行った場合です。

最後に「承認」とは、借金の一部返済や返済(利息も)、
そして借金の返済日の延期を頼んだりと、債務者が借金があることを
認めることです。


少しでも借金を返済したほうがいいからと思い、少しでも借金を返済することは、
債務があることを認めていることになるので、借金を返済した時点でも、
消滅時効の時効期間はリセットされてしまいます。


●時効が成立していない場合もある

たとえば、借金をした本人が知らない間に、時効期間中に裁判などで
判決が出されてしまい、時効が中断されていた場合もあります。

または、本人の計算違いで消滅時効に必要な期間が、まだ経過していなかったなど、
必ずしも時効が経過しているとは限りません。

こういった場合には、弁護士や司法書士と共に「消滅時効」ではなく
「債務整理」のほうを視野に入れて手続きをしていったほうがいい場合もあります。


まずは、自分の借金の消滅時効が必要年数経過しているか、時効が中断されていないかも、
弁護士などに相談してみるほうがいいでしょう。

債務整理の種類については、こちらの
借金が返せない...どうしたらいい?「債務整理」任意整理・民事再生(個人再生)・自己破産のメリット&デメリット!
で解説しています。


●消滅時効の手続きの流れ

まず弁護士、または司法書士に消滅時効の手続きの依頼にいきます。
弁護士・司法書士が債権者に対して受任通知を送り、債権調査を行います。

その後、内容証明郵便の送付をすることで、債権者から原契約書の返還をしてもらいます。
これで消滅時効が成立していなかった場合には、債務整理の手続きを始めることになると思います。


弁護士や司法書士に依頼すれば、難しい手続きなども全て行ってもらえますので、安心ですね。


弁護士や司法書士に依頼するメリットについてはこちらのページへ↓
借金問題/債務整理を弁護士・司法書士に相談するメリット


<<前の記事「闇金からの取り立て方法や対処方法!会社・自宅にまで電話が・・・」へ
                   >>次の記事「おまとめローン、借金の一本化は本当にお得なのか?」へ


●関連記事
借金が返せない...どうしたらいい?「債務整理」任意整理・民事再生(個人再生)・自己破産のメリット&デメリット!
過払い金請求とは?メリット・デメリット、家族にバレるのか?
債務相続のトラブルと注意事項!相続した借金を返済しなかったらどうなる?